勉強を進める中で、点数や偏差値が上がらなくなるタイミングがあるはずです。
肌感覚としては偏差値55までは単語や式の暗記で対応できる範囲かなと。しかし、それ以上のものを目指そうとなると、ワンランクアップした学習方法を行わなければなりません。
その学習方法とは、「自分で知識の説明する」というやり方です。
具体例をいくつか挙げてみましょう。試しに、親御さん自身やお子様に質問してみてください。
(小学生レベル) 100個のプラモデルを10人が一緒に組み始めます。1人当たりの仕事量は同じだとします。
式:100÷10=10
  10÷100=0.1
質問:上と下の式で計算された「10」と「0.1」はどういうことを表しているでしょうか?
解答例:「10」は1人あたりの組み立てたプラモの数。「0.1」は1つのプラモを作るのに要する人数のこと。
(中学生レベル) 
例文) I got an apple from him.
質問:冠詞の「a, an」は「ひとつ」を表したり、訳さなくても良いと学校や塾で教わりますが、どういう時に「ひとつ」と訳し、どういう時には訳さなくて良いのでしょうか?例文の次に来る内容を考えて、説明してください。
解答例:So I gave him two apples in return. (数に関しての展開がある場合、先の例文のanは訳してあげたほうが良い)。After that, he left the place in a hurry. (りんごに注目がされていない場合、必ずしも訳す必要はない)
(高校生レベル)
質問:物理の教科書ではガウスの定理をN=4Πkqとしてありますが、これは電場E(N/C)の場所では単位面積あたりに何本の電気力線が通ると条件づけていますか?
解答:E(本)
いかがでしょうか?意外と難しかったのではないかなと思います。
最初に述べたように、勉強は案外、単語や式の暗記だけで点数は取れます。しかし、いつかはつまずきます。それはなぜか。
詰まるところは、自分が何を求めて何を答えとしているのか、当の本人にもよく分からなくなってしまうからです。特に、数学などは概念を扱う教科になりますので、頼れるところが自分の理解にしかありません。
ぜひ普段の勉強から、出てくる単語や式を自分の言葉で説明してみてください。それはいつでも使えるルールなのか、なぜそのようなルールが必要になるのか?など。単なる勉強ゲームから、学ぶことの本質が見えてくるかもしれません。
もしも1人でするのが難しければぜひ、僕たちにお任せください。学ぶことを何よりも大切にする塾にしたいと考えています。