「中3対策だけじゃダメ」知っておくべき出題傾向
2025年度埼玉県公立入試では、出題範囲の6割以上が中1・2年生の学習内容からだったことが分かっています。つまり、「中3に集中していれば安心」は大きな落とし穴です
- 数学・英語・国語などすべての教科で、中1・2の復習が合格の鍵
- 志望校対策は“中3+基礎の再チェック”が正解スタイル。
受験者の約62%が公立志望
2025年度、中3全体62,081人のうち38,449人(約62%)が公立高校受験を志望し、全日制での競争率は平均1.16倍となっています。
しかしこれは全体の平均。進学有名校では競争率2倍以上、倍率の差は大きく分かれています。
「学校選択問題」導入校は22校
2025年度の入試では、22校において数学・英語で応用型の“学校選択問題”が実施されました。
つまり、難関校を狙うなら
- より思考力を問う問題対策が必要。
- 傾斜配点もあるため、設問形式を把握するのが合格の第一歩。
別の“勝ち筋”:過去の学年の成績が重要
合格判断には「中1・中2・中3」の評定(内申点)が1:1:2などの比率で用いられます
- 中3評価に重みがある高校が多いが、中1・2の評定も軽視できません。
- 1年生のうちから、定期テストで安定した得点を取ることが重要なのです。
ポイント | 対策方法 |
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基礎網羅 | 中1~中3の範囲をまんべんなく復習。特に中1・2の単元を週ごとに復習スケジュールに入れよう。 |
志望校形式対策 | 学校選択問題実施校を志望なら、難問・応用問題に挑戦。過去問で傾向を体験しよう。 |
内申対策 | 定期テスト・提出物を丁寧に。中1・2の時から評定を意識した学習を。 |
弱点分析 | 模試や実力テストで基本問題の見直しをし、すぐにその単元を振り返る。 |
目次
「多くの生徒は“中3メイン”で突っ走りがち。でも実は、中1・2の単元から出題され、差がつく入試です。だからこそ、“バランスの良さ”が合格への最短距離。小さな復習をコツコツ重ねていくことを意識しましょう。」